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ベトナム進出日系企業の苦悩と無印良品の成功

「無印良品」が100%出資するベトナム現地法人「ムジ・リテール・ベトナム」がホーチミンに期間限定ショップをオープンする。

もともとベトナム人に対するお土産としても非常に人気のあったブランドであったが、すでにベトナムに進出している「MINISO」「MUMUSO」「MEISOU」には、日本ブランドの耐久性、品質の違いを見せつけて欲しいものである。

今回は期間限定ショップとの事であるが、当然今後の展開を見据えた物であり、過去の日系企業の失敗を元に、しっかりとビジネス基盤を作って欲しい。

日系企業、日本人は人を信じる、言葉を信じるという癖がある。

元々日本で育ち、日本人と仕事をしていたのだから当然ではあるのだが、これが海外では非常に大きなトラブルへと発展する。

過去には下記のようなベトナムでの失敗事例が存在し、大手企業の案件であった為今でもネット上に情報は残っている。

小規模企業での酷い事例はさらに多々あり、ニュース等には載っていないのだが、無印良品には是非過去事例を踏まえた上で成功を成し遂げてもらいたい。

 

事例1:大手コンビニチェーン

現地企業との合弁により「1000万円で1店舗出店できるんです」という言葉を真に受け、2020年までに1000店舗を出店する計画を発表していた大手コンビニチェーンでしたが、2013年のある日、全店舗が一斉に姿を消しました。2009年から初の日系企業コンビニとして出店し、42店舗まで店舗を増やしていましたが、パートナーの現地企業がタイ企業に買収され、即座に提携を解消された。

突然日系コンビニがホーチミンから消えた事で、ホーチミン駐在員の中でも大きなニュースとなりました。

 

事例2:大手商社

ベトナムのコンサルタントは難しいライセンスも出来ると言いがちであり、出来る時と出来ない時がある。

この大手商社では、ベトナム国内での外資規制にあたる商品の輸入、販売許可が取れるとコンサルからの打診を受け、現地法人を作り、ライセンスを取得した。

すべての正式ライセンスが取得出来たとの報告を受け、倉庫、駐在員を用意し営業を始めようと思った所で、このライセンスのベトナム語文面が「輸入は出来るが販売活動は出来ない」と記載されていた為、設立から2年たっても販売の目途が付いていない状況である。

また、このライセンスを取得したコンサルタントは大手のコンサルタントであり、まったくもってやりきれない事例である。

 

 

今後ベトナムに進出する企業でも、複雑なライセンスのからむ事業での進出を検討されている場合には、セカンドオピニオンも踏まえ、慎重な検討をお勧めしたい。

また、その際に「あのコンサルタントにはコネがあるから」という良くわからない言葉に混乱しない事が重要であるのと同時に、「その時は大丈夫」という事で判断を見誤らない必要がある。

実際にベトナムで事業をしていると、罰則やライセンスの不備、急な乗っ取りが起こり、日系企業に大ダメージがあったケースはすべて法律に沿った形で行われている。

彼らとしては、何ら契約違反もしておらず、違法活動もしていない。

もし、今の政府担当官が大丈夫と話したり、現在まで問題無く出来ているといった状況であれば、それは数年後に新しい政府担当者から罰則の通知が届くだけの事であり、法令を変更しない限りコネクションの意味というのはその場しのぎという意味である。

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