ベトナムタクシー大手、ビナサンタクシーは今年の第二四半期に1,100億ドン以上の損失を出し
創業以来、最大の赤字幅となりました。
純売上高としては1,550億ドンとなっており、これは昨年同時期と比較して
70%以上の落ち込みとなります。売上原価が収益を上回りホーチミン市で最大のタクシー会社が
初めて大幅な赤字を出しました。
販売管理費を差し引いた後、VNSの税引き後損失あh1,110億ドンに達しました。
VINASUNの経営者はかつてコロナウイルスの流行によりガソリン価格が過去11年間で
最低を記録した事で、これにより同社が大幅なコスト削減ができると述べておりました。
しかし、この予想は旅行需要の急落による被害を補うことはほとんどありませんでした。
今後も需要が回復する見込みはたっておらず、2020年はビナサンの証券取引所上場した後、
同社が原価以下の事業計画を立てた初めての年となりました。
アナリストの予想では、ベトナムの経済活動は徐々に回復している物の、
空港やホテルなどのエリア経済活動が回復しない為、タクシー業界全体としても
回復は遅くなるだろうとコメントしています。