経済

韓国、中国からベトナムへ日系企業移転、外注先移転が進む

韓国の文大統領は7月9日大手半導体企業SKハイニックスの工場を視察した際、

「私たちは、日本と違う道をすすんでいく」

と高らかに宣言した。

2019年7月の日本政府による輸出管理規制から1年、韓国では脱日本が叫ばれ、

部品、素材の国産化が進められていた。

その裏には、日本企業は韓国を切らないという信頼感があったと推測されている。

金型や溶接、メッキなどの部品加工関連産業は韓国の製造業の10%を占めているが、

徴用工問題等で突然資産が差し押さえられる国でのカントリーリスクを回避する動きが

本格化しはじめ、突然取引を台湾、ベトナムへ変更する企業が増えてきているようである。

 

ベトナム企業にとっては、コロナ過で落ち込んだ需要を押し上げるチャンスとなっており、

今後もこの動きは加速していく物と予想される。

 

所変わって中国でも、日本政府の以前からの動きが現実化してきており、

海外サプライチェーン多元化等支援事業にて中国からの生産拠点移管が進んできている。

 

具体的には、124件の公募があった日系企業から30件が採択され、

そのうちベトナムに生産拠点を移管する企業は15社の下記となっている。

株式会社アキバダイカスト工業所  パワーモジュール部品

株式会社井上鉄工所 医薬製造機器

エイブル山内株式会社 医療用防護服、ガウン

株式会社昭和インターナショナル 長袖ガウン、医療マスク

信越化学工業株式会社  レアアースマグネット

テクノグローバル株式会社 医療用フェイスシールド

日機装株式会社  透析用血液回路

株式会社橋本クロス マスク、医療用ティッシュ、医療用ヘアキャップ

株式会社フジキン 半導体製造装置部品

プラス株式会社 医療用サージカルマスク

プロ二クス株式会社 エアコン部品(モーター)

HOYA株式会社 ハードディスクドライブ用部品(記憶媒体向けガラス基板)

株式会社マツオカコーポレーション  感染対策防護服

株式会社メイコー 電子回路基板

株式会社ヨコオ  車載アンテナ

採択された30社のうち半数の15社がベトナムを選んでおり、またすでにベトナムに工場がある

企業が中国工場を閉鎖しての移転も多々みられる。

生産拠点としてのベトナムの注目度の高さがうかがえます。

ベトナムでは中国よりも現地調達率が低く、裾野産業が未発達である事もこういった生産移管にて

徐々に解消していく事も期待されており、今後の経済成長が見込める優良な市場となっている。

 

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