経済

ベトナム繊維産業のボトルネックと原材料不足

原材料と補助材料の不足は、ベトナムのほとんどの繊維産業が問題と指摘している部分です。

ベトナムが繊維および衣料品産業の外資誘致を行う為に、特定減税措置は多々とられていますが、ボトルネックの解決にはまだ時間がかかりそうです。

そんな中、FID企業の一つであるMaxport LTDベトナムの成功について、専門家は言及しています。

オーストラリアの実業家、ニコラスストークスは30年前に繊維工場を開くためにベトナムに来ました。

Maxportは20人の従業員からスタートし、2016年までにナムディン省、タイビン省、ハノイの工場で11,000人の雇用を創出しています。

2017年に繊維業界の外国投資は2079件のプロジェクトがあり、前年と比較して10%の伸びを見せています。またこの業界に投資している国は57か国であり、2018年の最初の6か月間でアパレル業界は28億米ドルを集め、外国投資の増加に寄与しました。

この業界のFDIの企業数は25%ですが、輸出高の62%を占めており、2018年に合意されたCPTPPも投資家をベトナムに引き付ける大きな理由となっています。

しかし、専門家はこの業界のボトルネックは原材料を供給する裾野産業であると指摘しています。

ベトナム繊維研究所の評価によると、業界の技術レベルは隣国よりも15~20年遅れており、針、糸、ロープ、ハンガー、パッケージなど多くの単純な材料も輸入に頼っています。

縫製能力を満たすためには毎年60億メートルの記事が必要であるが、現在は8億メートルのみがベトナム生産であり残りは輸入に頼っている現状です。

こういった状況を商機とみた企業 Amann Group(ドイツ) Rio Yarn Manufacturing(韓国)企業の進出により、ボタン、ジッパーなど輸入原材料への依存を削減する事が期待されています。

-経済

© 2020 ベトナム駐在ニュース