国際 経済

税関の調査によるアルミニウムの偽輸入、輸出

税関は現在、Global Aluminium Company Limitedについて、虚偽の申告により不正が行われているのではないかと、監査を強めています。

ベトナム当局と米国税関国境保護局(CBP)は不正の可能性がある43億ドル相当の180万トンのアルミニウム材の出荷を発見しました。

これはバリアブンタウ省コナック工業団地に本社を置くグローバルアルミニウムカンパニーのアルミ二ウム番号だったとの事です。

税関総局の報告では2015年から今年の9月までに同社は244万トンを超えるアルミニウム原料を輸入し、40万トンを輸出しました。

年間では488,000トンを輸入し、80,000トンを輸出しているという事です。輸出量は輸入量の16.3%にすぎずプラント能力の40%にもなります。

税関は下記のようにコメントしています。

「工場には技術とラインはあるのだが、アルミニウムインゴット、アルミニウムバー、半製品アルミニウムなどの原材料を輸入しており、その価値は最大で数十億ドルになる。

この事業は、米国の輸入関税がベトナム15%であるところ、中国374%の税率の差を利用した迂回の可能性がある。

ベトナムでは市場が小さすぎるため、180万トンのアルミニウムを消費する事は困難だ」

Global Aluminiumu Companyは主に中国、米国、オーストラリア、ロシア、メキシコ、マレーシア、インドネシアから上記のアルミニウム原材料を輸入しています。輸出加工企業として輸出入品は課税されておらず、通関後、原材料を工場に持ち込んで部品を製造し、残りを外注のヤードに預けてあるとの事です。

税関総局は商品は輸入時から生産工程全体を通じて、輸出時まで税関の管理下にあると述べており、180万トンのアルミニウムが外部委託倉庫に保管され20万トンが工場に保管されています。

これについて税関としては、外部から分離された区画でカメラにて監視し定期的にパトロールする必要があります。

この大量のアルミニウムについて、企業側では生産の為の材料だと言い張っている状況ですが、税関としては迂回貿易や国内への違法流入を避ける為に目を光らせている状況です。

国内消費される場合には、免除されていた税金を別途支払う必要が発生します。また、もし米国に販売される場合、ベトナムを原産国とみなされるための条件がそろえば15%の関税で米国に輸入されますが、アルミニウム押し出しの処理のみの場合、中国からの迂回的製品とみなされ、高額の関税が課される事になります。

ベトナム商工会議所(産業貿易省)としてはこの事件のように、「関税回避目的の迂回輸入」について、可能性のある企業、製品をリスト化し、警告レベルを分けた上で厳格に調査を進めて行くとの事です。

日系企業としても、どうように中国からの輸入原料を使用しアメリカに輸出しているEPE企業に対しての監査が強まる事が予想されています。

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